飛行機のハズがおもちゃに

昨日は友人豆腐店さんと共に静岡ホビーショーに行ってきました。
この時期静岡では「静岡ホビーショー」と「静浜基地航空祭」の二大イベントが開催されます。それも同じ日に。
実は元々は静浜基地航空祭に行く計画を立てていました。実際当日もホビーショーへの第２プランを考慮しつつも装備は航空祭向きの装備で出発したくらいです。
まずは静岡方面に足を向け、現場直近になったらその時の状況・情報を加味して行く先を決める事になりました。

朝食を買う為に牧之原ＳＡに立ち寄る事に。しかしここで決断を迫られる事になります。静浜基地へ行くにはここで昼食も買っていかなければならず、さらに次の吉田インターで降りなければいけません。
ここで最新の天気予報を調べると丸１日ブッチギリで雨予報。これでは仮に撮影出来たとしても機体映えした写真は撮れないと判断。第２プランのホビーショーに行く事になったのです。

道中小雨は大雨に変わり風も強くなってきました。そんな中会場であるツインメッセ静岡に到着。
イベントの始まりです。


会場は大きく分けて４つに分かれていて
１．メーカー・企業が新製品などを展示する会場（ホビーショーのメイン）
２．模型クラブや一般の方が自分達の作った作品を展示する会場
３．フリーマーケット
４．有料のボックスアート（プラモデルの箱絵）展
となっていて、まずはフリーマーケットから行く事にしました。「より良い物はより早く」がバーゲンの鉄則ですから。
ちなみに今回はボックスアート展はパスしました。

フリーマーケットも見終わりメインの会場に移動です。まずはメーカー・企業ブースからです。
どれもこれも気になる製品のオンパレードなんですが、発売されたら買ってしまうであろう製品を紹介したいと思います。

青島文化教材社から「１/６４あぶない刑事コレクション」。
よくコンビニなどで目にする所謂食玩系のミニカーです。これは購入時中が見えないのでお目当ての物が手には入るかは運次第ってところがつらいです。
あぶ刑事ファンなら主役が乗っていたレパードが欲しいんでしょうけど、僕は「港３０４号」のＹ３１グロリアが欲しいです。


ハセガワからは「たまごひこーきシリーズＴ－４ブルーインパルス」。
たまごひこーきとは戦闘機などを卵形にデフォルメしたシリーズで、Ｆ－４やＦ－１５等は既に発売済み。ブルーインパルスが今回新製品で登場です。
スケールモデルと違ってシッカリと塗装し込まなくても大雑把な塗装で十分楽しめるのが魅力です。


タカラトミーからは「技ＭＩＸ（ギミックス）航空機シリーズＦ－１５Ｊ/ＤＪ」。
技ＭＩＸとは既に塗装済みのプラモデルシリーズで、細部までシッカリ作り込まれています。スケールも１/１４４とあまり大きくないので置き場所に困る事も無さそうです。
アレグレッサーと百里基地仕様が欲しい所です。



そして最後にクラウンモデルから「精密人体構造モデル」。
学校の理科室や医者で良く見る人体構造モデル・・・のプラモデル。
欲しいかどうかと言うよりもこんな物をプラモデルにしてしまう遊び心に感服しました。こういった変わった物大好きです。


さて、ここからは模型作成展示の会場です。
皆さん素晴らしい技術とアイデアをお持ちであれもこれも紹介したい作品ばかりだったんですが、今後自分も身につけたい技術の話も絡めていくつか紹介したいと思います。

まずは極々普通の乗用車なんですが、これプラモデルに見えます？
ミニカー専門店で１万円前後で売られているスケールカーの様に見えませんか？

レーシングカーの様な難しい塗り分けのない単一色の乗用車ですが、これだけの色艶や金属感を出すにはやっぱり手間と技術が必要です。車体色も１色だけでなく何色か混ぜて作った物と思われます。市販品に無い色を作る技術や金属感を出す技術、方法などの勉強が直近の課題ですね。

次に紹介するのが人体造形なんですが、こんなプラモデル当然発売されていません。

見ての通り女子学生が女性警察官から注意を受けているシーンです。プラモデルのフィギアを改造した物なのか造形粘土等でゼロから作ったものかはわかりませんが、造形テクニックと塗装テクニックの両方がないと出来ない一作です。極普通の生活風景からこんなシーンを選んだアイデアも素晴らしいです。
車のプラモデルの隣に人体を置いておくだけでかなりストーリー性が出てくるので人体造形も是非勉強したいです。

そして上で紹介した塗装テクニック、造形テクニック、アイデアなどテクニックの集大成となるのがジオラマだと思うんですが変わったジオラマを見つけました。

戦場のジオラマや鉄道模型のジオラマは良く見かけますが漁港での１コマっていうのは初めて見ました。やっぱりこれもアイデアなんですよねぇ。その中に色々な技術が隠されていると。
ここまで出来る様になると作る事が楽しくてしょうがないでしょうねぇ。

最近空港での撮影が多くなり戦闘機のプラモデルも作りたいと思い始めているんですが、中々踏み切れないでいます。その理由が迷彩色やグラデーションです。
この作品の様に綺麗な模様が出せれば良いんですが・・・。

これをやるにはエアーブラシが必要で、当然エアーブラシを操る技術も必要になってきます。単一色の車の塗装もままならない今の技術では戦闘機の塗装なんてまだまだ先の話ですが、何れは大好きなＦ－１５Ｊ（ＤＪ）を一作仕上げたいです。

上記のテクニックを全て駆使すれば戦闘機が三菱重工から出てくるシーンのジオラマなんて物が出来るかも知れません。

久しぶりに『模型を作りたい』という気持ちに火をつけられた１日でした。

Ｑちゃん、お疲れ様でした。

今日は名古屋国際女子マラソンを見てきました。
このマラソンにＱちゃんこと高橋尚子選手が一般出場してラストランをすると決まった時から見に行きたいと思っていました。
しかし1週間前の週間天気予報では今日の天気は雨。やはり見に行くからには写真も撮りたいしどうしようか迷っていました。昨日の段階でも雨という予報は変わっておらず殆ど諦めていました。
でも今朝起きて天気予報を見てみると曇りに変わっており、降ったとしても小雨がパラつく程度との事。一か八かで出発する事にしました。

地下鉄を乗り継ぎ向かった先は市役所前。事前にルートを確認すると、市役所前あたりから名城公園あたりまでの間は折り返し前に２回、折り返し後に１回の計３回選手が通ると分かりました。
今回はＱちゃん目当ての観客が大勢いると考え、困難な撮影状況でも３回チャンスがあれば１枚くらいはまともな写真が撮れるだろうという事でここを選びました。

地下鉄市役所駅に着き、地下から上がってくると案の定沿道には大勢の観客が集まっていました。その中でも特に人が少ない所を見つけ選手が来るのを待つ事にしました。

交通規制が掛かるイベントでは必ず目にするこの車両たち。当然撮影対象です。もうお約束ですね。



テレビ中継されるマラソン大会には欠かせない移動中継車です。
地元局の東海テレビ（チャンネル１）と、東京はフジテレビ（チャンネル８）の中継車です。それぞれナンバーが東海テレビの方は１番でフジテレビの方は８８８８番です。拘ってますねぇ。



こんなマニアックな撮影をしながら待っていると本命のＱちゃんが走ってきました。


マラソンを楽しんでいるという雰囲気で、他の選手とは違って笑顔でリラックスした感じで走っているのが印象的でした。
現役時代後期こそはあまりいい話題はなかったけど、波に乗ってた時期には日本中を沸かせ女子マラソン人気アップに貢献した選手であった事は間違い有りません。
２３年間お疲れ様でした。

使用機材
カメラ：PENTAX K10D
レンズ：TAMRON 471D (28-200mm/F3.8-5.6)

名古屋まつり

今日は第５４回名古屋まつりに行って来ました。
毎年テレビや新聞で見る程度であまり関心がなかったんですが、ド祭りの時デジ一を持っていかず苦い思いをしたので「人物撮影」のリベンジって事で出動となったわけです。
しかし名古屋まつりって５４年もやってたんですねぇ。
名古屋まつりといえば郷土英傑行列しかないと思っていたんですが、英傑行列は全体のパレードの一部（もちろんメインでシメですが）で、他にも「市指定文化財「山車」揃」や「市文化財「神楽」揃」、「子ども会みこし」、「姉妹友好都市親善パレード」、「フラワーカーパレード」と他にも見所がたくさんありました。

人物撮影は「動き」以外にも被写体の「表情」も重要になってくるため飛行機、鉄道、車などの撮影とは違った難しさがある事がわかりました。それと撮影していて、人物が被写体の時は自然と横位置ではなく縦位置に構えてしまう事に気付きました。なるほど縦位置グリップの必要性がわかった気がします。

イベントとしても楽しかったし、人物撮影の勉強としてド祭りと並んで来年から「人物撮影２大イベント」となりそうです。

今年の初イベント

昨日は友人藤原豆腐店氏と共に、僕にとっては今年初のイベントとなる「静浜基地航空祭」に行って来ました。
昨日のうちに記事をアップしようと思ったんですが、帰宅後早々に睡魔に襲われ本日のアップとなりました。

朝の５時３０分、藤原豆腐店氏に迎えに来ていただき車は一路静浜基地へ。
特に渋滞する事もなく高速を出てからの一般道も順調に進みました。この日同じ静岡県内のツインメッセ静岡では「静岡ホビーショー」が開催されており、そちらと人手が分散してしまったんじゃないのかって会話をしていたくらいです。っが、しかしこの十数分後悪夢に見舞われる事になるのです。

基地周辺に到着するとさすがに渋滞の車列が出来ていました。でもこれくらいは予測していた事で尚かつこの時点で時間はまだ８時前。基地はもう目の前に広がっておりまだまだ楽勝の雰囲気満々でした。
しかしこの車列、数ｍ進んではパッタリと動きが止まり、また数ｍ進んではパッタリ止まりの繰り返し。時間はどんどん過ぎていきます。おまけに誘導ルートが以前とは違って民家が並ぶ裏道へ一度迂回して基地の側道へ合流する遠回りルートに。
藤原豆腐店氏によれば去年までは迂回など無く直接基地測道へ合流できたそうです。
時間はとうとう８時４５分を過ぎ、ついに展示飛行第１機目のＴ－７が飛行してしまいました。車内ではもう楽勝モードはどっかに飛んでいき既に敗戦モードに。せめて車中から撮影しようとカメラをスタンバイするも視野の狭い車中ではどこから機体が現れるか全く予想が付かず、機体を見つけた時にはもう遅いの繰り返し。そうこうしている間に機体は代わってＴ－４へ。周りは家の壁や垣根で空を見る事すら間々ならずジェットエンジンの音が虚しく通り過ぎるのを聞くのみです。・・・ま、負けた・・・。
もう多くは望みません。Ｆ－１５には間に合って・・・。しかしそんな望みも打ち砕かれついにＦ－１５が飛行してしまいました。この時車の向きが今までと変わっておりフロントガラス越しに数秒見える状態になっていました。そんな数秒にガラス越しに撮影した一か八かの撮影法で撮った写真がこれ。

ム、無念！！

Ｆ－１５の飛行が終わる頃ようやく車は基地の側道へと出る事が出来ました。後は入り口まで一直線。しかしまだ基地の端っこ。前方はまだまだ長～～～～い渋滞になっています。もう午前中の撮影は無理かも。その時後ろの車列に並んでいた白レンズ付き一眼を持ったお兄さんが声を掛けてくれました。「もう降りて撮った方がいいよ、どうせ動かないから！！」
なるほど正論！！
「後ろから来るよぉ」とか「正面からだよぉ」とか機体が来る方向まで教えてもらいようやく本格的な撮影に。
Ｆ－１５の恨みを晴らすべく怒濤の連続シャッターでＲＦ－４を捕捉。う～～～ん快感！！


ようやく駐車場に到着。この時１０時１５分になっておりＯＨ－１が展示飛行していました。（撮影時間がわかるのもデジタルカメラならではですね）


午後からの飛行時間がわからないので総合案内所へパンフレットをもらいに航空祭恒例の「長距離ウォーキング」に出発。
飛行中のＴ－７を軽～く撮影しながらとにかく歩き続けて総合案内所へ。


総合案内所の近くにはヘリの格納庫があり、そこには展示飛行の出番を待つ静岡県警のヘリ「ふじ２号」が待機していました。


そんな「ふじ２号」を呑気に撮影してると突然轟音が・・・。Ｆ－２です。これは不意打ちを食らいました。Ｆ－１５とＲＦ－４が終わった時点で午前中の見所は過ぎたとどこか気が抜けてました。しかしこんな不意打ちを食らうのも航空祭の醍醐味。気を取り直して撮影モードＯＮ。
Ｆ－２は結構飛行時間が長く、戦闘機撮影の楽しさを十分楽しめました。


その後待機中であった「ふじ２号」の展示飛行が行われ午前中のプログラムは終了しました。


午後のプログラムはピッツの曲芸飛行と、お待ちかねブルーインパルスのアクロバット飛行です。
１時間ほどの休憩中に午前中撮影した失敗画像の削除や周波数探しなど午後の活動に向けて準備を整えます。
そして午後のプログラム開始。まずはピッツの曲芸飛行です。小型プロペラ機ながら迫力ある曲芸飛行を見せてくれました。


そして本日のメインイベント、ブルーインパルスの登場です。やっぱりこれは何度見てもいい！！そしてやっぱり撮影は難しい。何十枚、何百枚撮っても納得のいく物は殆どありません。まだまだ勉強が必要だと言う事をブルーインパルスの撮影をする度に思い知らされます。


今回のイベントですが、午前中の交通渋滞や被写体映えがしない曇り空など残念な点もありましたが全体を通して楽しい１日でした。
静浜基地は初めてだったんですが、車から離れなくてもその場から撮影できる事、周りの視界がかなり広く遠くの機体が発見しやすい事など今まで行った他の航空祭とはどこかひと味違う「のんびりした航空祭」を楽しむことが出来ました。

最後に藤原豆腐店さん、長距離運転ご苦労様でした。そして帰りの車中すご～～～く眠かったです