大食い復活

昨日のテレビ東京、「元祖！大食い王決定戦」にて３年ぶりに大食い番組が復活しました。３年前までは各局競って大食い・早食い系番組を放送していたんですが、番組を真似した子供（確か中学生だった）が食べ物を喉に詰まらせる事故が発生し、それを理由に各局共放送を自粛していたのでした。
しかしこの放送自粛、正直納得いくものではありません。別に放送自粛しなくても・・・と思うわけです。テレビ番組を真似して不幸に遭われた方は気の毒に思いますが、それを理由に一々放送を取り止めていたのでは何にも放送できなくなってしまいます。
あまりにも強烈で万人に強い悪影響を与えてしまう内容の番組はどうかと思いますが、ある程度は観る側のモラルの問題だと思うわけです。

昨日の番組ですが各競技会場に医師を同行させたり、競技時間を長く設定して選手に無理な負担を与えないような競技内容にしたりと安全に配慮した内容になっていました。それでも選手一人一人の凄さは解ったし面白く出来てたと思います。
「放送自粛しなくても・・・」と書いたものの、テレビ局側にも反省すべき点はある様に思います。
自粛前は他局よりも迫力ある物にしようとするあまり数分・数秒の短い間に食べ物を押し込む様な競技内容が多くなり、選手の個性度外視のガマン大会のような内容の物もありました。実際某選手はスタジオ裏でバケツに戻しながら（他の選手もそうだったらしい）競技を進めていたと話していたし、それでは選手の実力ではないと思うし、だいたい絵的にも汚いし・・・。
もしかしたらそんな局側の頭を冷やす為にもこの３年間は必要だったのかも知れません。
これからは過激さだけを追求するのではなく企画力で番組作成をしていって貰いたいものです。